ビデオカメラ専用 VP-37KX
EVO |
販売価格:62,000円 |
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●妥協のない光学性能・・・・狙いはプロシューマー
VP-37KXの改良型モデルとして、大幅に性能を向上させたプロシューマー向けピンホールレンズVP-37KXevo(
evolution:進化、発展)。
よくTVニュースの特集でやる、万引き瞬間の映像をとらえたビデオをご覧になったことはあるでしょう。
カメラマンがハンディカムを手提げやトートバックに忍ばせ、隠し撮りを行うというものです。
ハンディカムのレンズは 当然大きいですから、その面積を小さくするために用いられているのがピンホールレンズです。
潜入取材、証拠撮影、尾行調査。そんな場面で必須といえるアイテムです。
北朝鮮の潜入取材にも効果を発揮しました、それがピンホールレンズ VP-37KXevoです。
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| ★VP-37KXのevolution |
| ●ベールを脱いだVP-37KXevolution |
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| VP-37KXとVP-37KXevoの外観上の変化は殆どないに等しい。僅かな違いといえば、レンズの先端径を0.5mm単位で追い込んできたこと。2機種を比べるとその先端径の僅かな違いが見て取れる・・・・しかし、写真をみてもおわかりのとおり、KXとVP-37KXevoのスタイリングは瓜二つ・・・・だ。前モデルのVP-37KXと同じ製造手法によるNC制御アルミ切削・黒アルマイト加工(加工精度2/100mm)により、作られている一体型ボディをVP-37KXevoも採用する。 |
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| ※AXは2段で分離する。メンテナンスはしやすいが、この上下のズレが致命的になる可能性を孕む。 |
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ちなみにVP-37AXは上下2層分離が可能なボディを採用する。製法には両者とも一長一短はあるのだろうが光軸の精度からすると結果論からすればVP-37KX方式のほうが有利なのだろう。VP-37KXの中心ズレのバラツキが少なかった理由が頷ける。
VP-37KXevoは上部円錐の部分に3層のレンズ部が格納され、本体中央部分にKXevo専用設計によるダハプリズム部分が高精度に格納されている。そして、撮影機器と一番密接する最背面のレンズには、アクロマティクレンズという構成をとっている。これを、2/100mmの精度で加工された一体型アルミの漆黒ボディが高精度に、確りと包み込む。 |
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| ※外観上は、瓜二つのフォルムだ。 |
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| ●VP-37KXからのevolution |
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★一部のノンコーティングガラスレンズを廃止、内部レンズ全てにコーティングガラス製レンズを採用。1層、3層と最背面部のレンズ部には減反射コーティングされたアクロマティクレンズ、いわゆる色消しレンズを採用し、屈折率による色収差や球面/コマ収差を大幅に排除。 |
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| ★搭載したダハプリズム(ペチャプリズム)※1は、VP-37KXevo用に光学的に徹底的に見直ししたものを、新規に専用設計し、搭載。ポリカーボネイト製のマウントで、双眼鏡等の光学機器で蓄積されたノウハウを惜しみなく投入し、高精度に取付しアセンブル。 |
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| ★レンズの最先端部の内径部分に遮光ネジ加工を施し、レンズ内部の光の乱反射を徹底的に排除。また、0.5mm単位で光学的性能を保ちつつ、先端径の縮小化に成功。 |
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| ※1)入射面単層膜減反射コーティング及び反射面アルミコート、保護黒色塗装を施したプリズム2点で構成。 |
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要約すると、以上3点が主なVP-37KXからの進化(evolution)の部分だ。最も直接的に性能向上に寄与したのが全群に光学製のコーティングガラスレンズの採用に踏切ったことだろう。その結果、レンズ周辺部の解像度も大幅に改善され、レンズ中心部の解像度は圧巻でほぼ500TVLinesに届く勢いだ。これは、単版式のビデオカメラの機種によっては凌いでしまう。まさに、DVフォーマットに相応しい出来栄えになっている。トータル的な完成度が、短期間でこんなにも良くなるものなのかと思うほど、コンシューマーモデルのVP-37KXとは別物に仕上がっている。そして、VP-37KXは、VP-37KXevoの発売と同時にその役目を終える(販売終了)。メーカー価格も37KXと同じ85,000円(実売62,000円)で投入された。妥協のない最高の品質を有したVP-37KXevoは、まさにプロシューマー向けの、本物のレンズとして、ここに誕生したことになる。 |
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| ★VP-37KXevoスペック |
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主な仕様●サイズ:φ40mm×59mm●重さ:85g●先端レンズ部:内径3.5mm(外径4.5mm)、突出長1.5mm●水平画角:約60度●ビデオカメラ取付径:φ37.0mm |
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| ※フィルター径Φ37.0mm以外のビデオカメラに取付する場合は、別途変換リング(別売)が必要になります。 |
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| ●同梱品: VP-37KXevo本体、レンズキャップ、取扱い説明書兼保証書(保証6ヶ月) |
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| ★徹底検証、プロシューマー向けレンズVP-37KXevolution |
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| では、早速VP-37KXevoの進化(evolution)のほどを見てみよう。比較は、前進モデルのVP-37KX(販売終了品)とピンホールレンズのリファレンス的存在のVP-37AXである。使用ビデオカメラはパナソニックの3板式のNV-MX2000を使用した。さあ、VP-37KXevolutionの進化のほどはいかに・・・・。 |
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| ●検証1・・・・センター(偏芯)精度 |
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| ここでは単純にレンズの描く円心がどのくらいの偏りを示すかという比較で行っています。原寸大映像はVP-37KXevoにまとめてあります。 |
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VP-37KXevo |
VP-37KX |
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VP-37AX |
VP-37AXに付属のアジャストリングを使用 |
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| 各モデルのセンター精度の差は、上図の写真の通りとなる。3モデルとも到来したデジタルフォーマット時代に相応しい最新鋭の機種だけあって殆ど問題はないだろう。VP-37KXevoとVP-37KXはその製造過程の同一性からほぼ同じ結果(やや、画面右に偏る)となった。VP-37KXevoにおいてはダハプリズム(ペチャプリズム)を新たにVP-37KXevo用の専用設計にしたとのことで、かなりのセンター(光軸)精度を期待したが、やや残念な感は否めない。この、サンプル画では判らないが、シャープネスはKXよりあがっていて、鮮鋭感は3機種中ダントツにトップだ。一方、昨年('03年春)の発売以来、爆発的なヒットとなり品薄状態が起きたほど(現在は潤沢に市場に出回っている)のVP-37AXだが、VP-37KXevo及び37KXに比べ、偏芯(光軸のズレ)がやや大きいのが分る。AX自体にはかなり個体差が存在する。メーカーはもっとこのバラツキを何とかして欲しいと、この場を借りて苦言を呈しておきたい。然しながら、上の写真から判るように、付属のアジャストメントリングで、ほぼ中心に戻せてしまっているのも事実で、何ともいえない気分になる。 |
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| ●検証2・・・・解像度 |
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| さて、次はおなじみの解像度チャートによる性能比較だ。テスト機種のハンディカムはパナソニックNV-MX2000(3CCD)とする。単版式のビデオカメラでは、このピンホールレンズ3機種の解像度を下回ってしまい適していない。スルー時に約500オーバーをたたき出すNV-MX2000はまさにDVフォーマットに相応しいテスト機種なのだ。早速、以下にチャートを掲載したのでじっくりと比較されたし。 |
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VP-37KXevo |
VP-37KX |
VP-37AX |
| 中心の解像度は約500本といったところだ。周辺部の甘くなる感じは先代のVP-37KXと同じ傾向を示している。全体としてはまずまずで、完成度は非常に高い。が、思ったほどVP-37KXを突き放してはいないのが解る。 |
こちらは中心部約500本で37KXevoに引けはとっていないのが解る。ただ、周辺部はやはりかなり甘くなっていたのが解る。まさに初代VP-37KXの解像度そのもので、ここの改善こそがVP-37KXevoを誕生せしめたと言っても過言ではないだろう。 |
VP-37AXは中心部で約450本程度にとどまりVP-37KXevoやVP-37KXには及ばない。ただし、周辺部の解像度は前者2モデルに比べてシャープさは保っていて、解像度はこちらのほうが高いのが解る。実撮影時の見かけ上の画質の良い印象を与えている所以か。 |
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前回のレビューで単版機にはVP-37KXを、3CCD機にはVP-37AXをと結論を結んだ。3CCDの撮像部を実装するビデオカメラの描画能力は、一部の機種を除いて殆どがDVフォーマットの水平解像度の限界点まで伸びている。VP-37KXは、いくら中心部の解像度が高くても周辺部の解像度の低さ(Hi8にも及ばない)が足を引っ張ってしまい画としてのバランスの悪さが逆に目立ってしまっていて、およそ400本の後半程度で失速する単板仕様のビデオカメラでの使用のほうが好ましいという皮肉な結果になっていた。レンズの性能を懐深く包み込むほどの力を有する3CCD機だと、その周辺部を誤魔化すことなく全てを曝け出してしまうからだ。画というのは一点で描くものではない。決められたカンヴァスの中で、構図の妙をとりながら表現されるもので、もちろん4隅も重要な要素なのである。そういった意味において、三板式のビデオカメラでのVP-37KXの撮影は周辺部が非常に甘くなる感じがことさら強調された形として描画されてしまっていた。一方VP-37AXの実写映像は、輪郭強調等のデフォルメされた印象はなく無理のない自然な描写をし、むしろこちらのほうが解像感が高いイメージを与えていた。この比較サンプル画(製品レビューVP-37KX
VS VP-37AXを参照)を見て中心部の解像度の違いが与える影響(VP-37AXが劣って描画されているという印象)は殆どないに等しいが、周辺部の解像度の違いが与えた影響はかなり大きい(VP-37KXの劣化が目立つ)といわざるを得ないだろう。したがって、VP-37KXevoの実写に与える結果も、上の解像度チャートのテスト結果から同じ描画傾向になることは、容易に予想されるだろう。然しながら、VP-37KXevoの周辺部の落ち込みが激しいと言っても以前のVP-37KXと比較すれば、周辺部の解像度はかなりアップしたのも事実で、VP-37AXには及ばないまでも、かなり肉薄し、下手な27万画素クラスのCCDカメラは優に凌いでいる。こうして見てくると、総合的に言って、周辺部の像の流れはやや残念だが、VP-37KXからの進化はかなりのものと結論して問題はないと思うし、完成度の高い出来栄えに仕上がっていると思う。 |
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| ☆VP-37KXevo、VP-37KX、VP-37AXのマクロ・ビュー |
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| ●先端レンズ部の形状比較 |
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| この3モデルの先端は画質優先の設計から、口径がやや大型化している。とにかく小さくというのであれば、DVフォーマットにはいささか役不足ではあるが世界最細の、VP-37EXの極細タイプもある。その形状の違いは、歴然だ。 |
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※VP-37KXevoの先端部分。
撮影口の内径がΦ3.5mmで外径がΦ4.5mm。内径の内側の部分に遮光用のギザギザが見てとれる。先端の突起の高さは1.5mmで、平らになっている円形の部分の直径は≒10mmと大きく、何かにセットした後の素材をゆったりと受け止めてくれる。その面積のゆとりがレンズを外れにくくし、使いやすさにつながる。 |
※VP-37KXの先端部分。
内径はΦ4mm、外径5mm。VP-37KXevoより0.5mm程大きいが、こちらもVP-37KXevo同様受けの部分のゆとりのある面積で、レンズの先端が外れてしまうようなこともなく、セット後は使いやすく、かばんをかなり激しく振り回しても、外れることはない。 |
※VP-37AXの先端部分。
VP-37KXと同じ内径Φ4mm外径Φ5mmだ。AXは突起部分が1.3mmとKXevoあるいはKXより少し低めだ。また、受けの部分の面積も少し小さめで、レンズセット後の先端の外れが少し気になる。カメラ背面からの押し当てを強めにすると良いだろう。 |
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| ●背面のレンズ形状の比較 |
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※VP-37KXevoの最背面のレンズ部。
アクロマティクレンズ、いわゆる色消しレンズを採用。屈折率による色収差や球面/コマ収差を大幅に排除。 |
※VP-37KXの最背面のレンズ部。
大きさはKXevoと全く同じ。こちらは、アクロマテックレンズではなく、マルチコートタイプだ。 |
※VP-37AXの最背面レンズ部。
VP-37KXevoおよび37KXに比べてかなり大きなレンズを採用している。レンズ自体はマルチコート光学レンズだ。レンズ越しに、繊細なプリズムが見てとれる。これがズレると大幅な性能低下を引き起こす。落下は、厳禁だ。 |
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| ※VP-37KXevoの仕様および外観デザインは、性能向上のため予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。 |